コレステロールは脂質だから太るという印象があります。健康診断での血液検査でコレステロール値が高いと下げるように指導があり、とかく悪者扱いになりますy。一般的にコレステロールは低い方が健康にも良いと思われていますが、妊活女子にはとても重要な栄養素なのです。

実はコレステロールは女性ホルモンを作るのにとても重要な栄養なのです。コレステロールは女性ホルモンの元になっています。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンがあります。エストロゲンは妊娠に重要な卵子の生成や子宮内膜の粘膜の材料になり、プロゲステロンは妊娠を維持するために必要になります。

 エストロゲンやプロゲステロンは、必要時に分泌されますが、何らかの理由でバランスが乱れる事により、生理周期が乱れや、生理痛などを引き起こす原因になります。なかでもエストロゲンは妊活にとても重要なホルモンになります。つまりコレステロールの過度な制限は女性ホルモンも減少を招き妊活にも悪影響を及ぼします。

 コレステロールはタンパク質と脂質が合成されてできた栄養素です。つまりコレステロールはタンパク質が無いと体の中を移動することができません。コレステロールを効果的に摂取するため欠かせないのがタンパク質です。卵や魚、鶏肉、豚肉、レバー、たらこ、イカなどには豊富にタンパク質が含まれコレステロールも効率的に補うことができます。