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不妊症・不育症・二人目不妊・男性不妊専門 名古屋市千種区池下ぐんじ鍼灸治療院
名古屋不妊鍼灸専門
ぐんじ鍼灸治療院
名古屋市千種区覚王山通8-31-1滝ビル3階
地下鉄東山線 池下駅徒歩2分
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休業日 | 不定休 |
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妊娠するには排卵と月経のサイクルがあることが必要です。それらは、単に卵巣や子宮があるから起こるわけではありません。様々なホルモンが働きかけ、妊娠に向けて緻密な準備をしているわけです。月経サイクルを通して、どのようなホルモンがどんな働きかけを見ていきましょう。
まず、月経の時期に脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出因子が出て、「脳下垂体から※ゴナドトロピンを分泌しなさい」という指令が出ます。すると脳下垂体が「成熟卵を作りましょう」と卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌し、卵巣の中にある卵胞に働きかけます。
刺激された卵胞は発育して成熟卵胞となり、卵胞刺激ホルモンであるエストロゲンを分泌します。このホルモンによって子宮内膜は厚くなり、頸管腺も粘液を分泌します。そして、卵胞はますます大きくなり、排卵へと向かいます。
エストロゲンの分泌が十分になると今度は脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)が急に大量に分泌され(LHサージという)「排卵しなさい」という指示で「排卵」が起こります。排卵が終了した卵胞は、つぶれて血流が流れ込み、黄体といわれる黄色い脂肪のような塊になります。黄体はエストロゲンとプロゲステロンという黄体ホルモンを分泌。これらふたつのホルモンが受精卵が内膜に着床しやすい状況を作るのです。
妊娠しないと、黄体は排卵後およそ10日で変性し始めます。内膜を維持してきたふたつのホルモンは減少し、排卵後2週間で子宮内膜がはがれて「月経」となります。もし、妊娠すれば、黄体はエストロゲンとプロゲステロンの産生を続けるため、子宮内膜は維持され月経は起こりません。妊娠3か月以降になれば、黄体は衰え、その後は、エストロゲンやプロゲステロンは胎盤で作られていくことになります。このように、ホルモンは妊娠準備でもある月経サイクルに大きく関わっているのです。
ゴナドトロピンとは性腺刺激ホルモンのことで、脳下垂体から分泌され、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体ホルモン(LH)のふたつの種類があります。卵胞刺激ホルモンは卵巣内の卵胞を成熟させ、黄体化ホルモンはその排卵を起こさせる働きがあります。ゴナドトロピンを放出させるためのホルモンは、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)といい、脳にある視床下部から分泌されます。
引用文献:不妊治療がよくわかる本 P26-27
無月経や月経不順は、ホルモンの分泌異常が原因になっている場合が多く、このホルモンの分泌量を調節しているのが視床下部なのです。この視床下部には自律神経の中枢もあるため自律神経のバランスが崩れると視床下部のバランスの乱れにつながることもあります。心身にストレスを受けると月経リズムが崩れるのはこうした理由があるからです。
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