あなたは「肩こり」ありますか？当院を来院される方の約８割の方が肩こりを感じています。ひどい方は、肩こりから頭痛や首の痛み、吐き気などに発展し生活や仕事に悪影響を及ぼす方もお見えになります。肩こりと不妊症って一見関係ないように思われますが実は非常に関係があります。いいかえれば肩こりを解消することで、妊活にも好影響を及ぼします。

肩こりが持続すると、身体は継続的な緊張状態にあります。これにより、ストレスホルモンであるコルチゾール（副腎から出るホルモン）が増加し、生殖関連のホルモンに悪影響を与える可能性があります。特に女性の場合、排卵や子宮内膜形成に必要なホルモンにストレスが影響を及ぼすことが考えられます。

 肩こりが持続すると、交感神経が優位になり、これがストレス反応を引き起こします。持続的なストレスや緊張は、交感神経が過剰に刺激され、副交感神経が弱まる状態を引き起こすことがあります。これが自律神経の不均衡であり、排卵や子宮内膜の形成に悪影響を及ぼす可能性があります。

 肩こりは血行不良を引き起こします。筋肉の緊張により血管が圧迫され、血液の流れが滞ります。これが長期間続くと子宮や卵巣への血流にも影響を与え、妊娠に必要な正常な機能を維持することが難しくなります。

 肩こりが続くことにより頭痛や首、背中の痛みなどの不快感を引き起します。これによって十分な睡眠や休息が取れず常に疲れた状態が続きます。疲れた状態が続くと、さらに頑張ろう！とコルチゾールの分泌が高まり、体の緊張をさらに強めます。リラックス反応が阻害されると、これが生殖器官への血液供給を制限します。妊娠に必要な状態を維持することが難しくなります。

 肩のコリや緊張を解消するのにおススメなのが鍼灸施術です。コリの強い筋肉に直接鍼を刺すことで硬くなっていた筋肉も柔らかくなります。プラスしてお灸を行うことで血流も良くなります。継続して行うことで肩こりも解消されていき、妊娠体質へと変化します。