生理について
初潮がきてから、ほぼ毎月くる生理。生理前のイライラや生理痛など、いいイメージはないかもしれませんが、妊娠のために生理はなくてはならないものです。生理は妊娠のメカニズム上、とても重要な働きを担っています。生理のしくみについて一度確認してみましょう。
女性の生理周期
女性ホルモンからの指令の下、生理は毎月女性の体が妊娠できるように整える働きをしています。
月経期
受精卵が子宮に着床しなかったために女性ホルモンが減少し、それにより子宮内膜が剥がれ落ち、血液といっしょに外に出てくるのが月経です。受精しなかった卵子はそのまま消滅します。期間は5~6日程度。体は再び次の排卵を準備し始め、卵胞期へと続きます。
卵胞期
脳から性腺刺激ホルモンが分泌され、それが血液を通って卵巣に指令となって伝わると卵巣は15~20個程度の卵胞を卵子に育て始め、そのうち1つが卵子として成熟。同時に子宮内膜も厚くなり始めます。期間は6~7日程度で、4つの周期の中で最も体調のいい時期。
排卵期
卵巣で成熟した、たった1個の卵子が卵巣から出ていく時期。排卵された卵子は卵管を通ってゆっくり子宮へ向かっていきます。これらの動きも脳から分泌される性腺刺激ホルモンの指令によるものです。卵子が排卵される前後5日間を排卵期といいます。
黄体期
卵胞期に厚くなり始めた子宮内膜がより厚くなるのがこの黄体期。排卵により女性ホルモンが大きく変化します。便秘や肌荒れ等、体調に変化を感じる人も。黄体期は、受精した場合、受精卵が子宮に着床するのを待つ期間でもあります。期間は11日~2週間程度。
生理とホルモンの関係
妊娠のために起こる生理の一連のサイクルを指令しているのは女性ホルモンの働きによるものです。女性ホルモンと一言でいっても、様々な種類のものがあり、例えば、排卵を促す卵胞ホルモン(エストロゲン)卵子の成熟を促す黄体形成ホルモン、子宮内膜を厚くする黄体ホルモン(プロゲステロン)など、女性ホルモンは、まず、脳の視床下部から下垂体に指令が出され、そこからさらに卵巣や卵胞に向けての指令が出されていきます。女性ホルモンは女性の生殖にかかわる様々な動きを調整しています。妊娠や産後の子宮の収縮や母乳の分泌などを促すのもこういった女性ホルモンの働きによるものです。
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