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「やっと妊娠できた」

不妊治療を続けてきた方にとって、妊娠判定で陽性が出た瞬間は、簡単には言葉にできないほどうれしいものだと思います。

通院のために仕事を調整して、何度も採血をして、薬を飲んで。

タイミング法や人工授精から始まり、体外受精、顕微授精へと治療を進めてきた方もいるでしょう。

採卵できた卵子の数に一喜一憂し、受精確認の日にはスマートフォンを何度も確認する。

「胚盤胞になりました」と聞いてほっとして、移植をしたら、今度は妊娠判定の日までがとても長く感じられる。

そして、ようやく聞くことができた「妊娠しています」という言葉。

ところが、その妊娠が途中で終わってしまった。

一度だけではなく、二度、三度と流産を経験している方もいらっしゃるかもしれません。

そうした経験をすると、次の妊娠を心から喜ぶことさえ難しくなることがあります。

「また流産したらどうしよう」

「妊娠はできるのに、どうして続かないの?」

「私の身体に何か問題があるの?」

「仕事を休まなかったから?」

「身体が冷えていたから?」

「食べたものが悪かった?」

「あの日、動きすぎたから?」

流産を経験した後は、頭の中で何度も「原因探し」をしてしまうことがあります。

けれど、まず知っておいていただきたいことがあります。

流産にはさまざまな要因があり、日常生活の中の一つの行動だけを取り上げて、「これが原因だった」と考えられるものではありません。

特に妊娠初期の流産では、胚の染色体異常が大きく関係していることが知られています。日本産科婦人科学会によると、妊娠12週未満の早期流産では、流産した絨毛組織の約80%に染色体異常が認められたという報告があります。

そして、流産を繰り返している場合には、一度「不育症」という視点から考えてみることも大切です。

この記事では、不育症とは何なのか、なぜ流産を繰り返すことがあるのか、どのような検査や治療があるのか、そして「原因不明」と言われたときにどう考えればよいのかまで、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。

すでに不妊治療クリニックへ通っている方にも役立つよう、少し専門的な内容にも踏み込んでいきます。

すべてを一度に理解する必要はありません。

今の自分に必要なところから、ゆっくり読み進めてみてください。

目次

不育症とは?不妊症とは何が違うのでしょうか

不育症とは

不育症とは、妊娠は成立するものの、流産や死産などを繰り返す状態をいいます。

厚生労働省では、妊娠は成立するものの、2回以上の流産、死産、あるいは早期新生児死亡の既往がある場合を不育症としています。また、連続して2回以上流産する状態を「反復流産」、3回以上流産する状態を「習慣流産」と呼びます。

「私は2回流産しているけれど、不育症なのかな?」

そう思ってこの記事にたどり着いた方もいるかもしれません。

日本産科婦人科学会でも、自然流産を2回繰り返した場合を反復流産、3回以上繰り返す場合を習慣流産としています。

ただし、数字だけを見て自分で判断する必要はありません。

年齢、流産した週数、これまでの妊娠歴、不妊治療歴、既往歴などによっても、どの段階で詳しい検査を検討するかは変わってきます。

すでに2回以上流産している、あるいは「このまま次の移植に進んでいいのだろうか」と不安を感じているのであれば、一度これまでの経過を主治医へ伝えて相談してみることをおすすめします。

不妊症と不育症は同じではありません

「不妊症」と「不育症」。

言葉は似ていますが、意味は少し違います。

簡単に整理すると、

不妊症は、妊娠が成立するまでの問題。

それに対して、

不育症は、妊娠は成立するものの、流産などを繰り返す状態。

という違いがあります。

ただ、実際の不妊治療では、そんなにきれいに二つに分けられるとは限りません。

長い間不妊治療を続け、ようやく妊娠したものの流産してしまう方もいます。

何度か胚移植を行い、やっと陽性判定が出たのに、その後胎嚢が確認できなかったり、心拍が止まってしまったりする方もいます。

そのような場合、

「次はもっと良い胚を移植すればいいのかな」

という視点だけではなく、

「妊娠した後、なぜ妊娠が継続しなかったのだろう」

という視点から考えることも大切になります。

何回流産したら、不育症の検査を受けたほうがいい?

これは、とてもよく聞かれる疑問です。

「2回流産したけれど、3回になるまで待つの?」

「流産は珍しいことではないと言われたから、もう一度妊娠してから考えたほうがいい?」

特に35歳、40歳前後で不妊治療を続けている方にとっては、「もう一度様子を見ましょう」という時間そのものが不安になることがあります。

「あと一回流産するまで、不育症について相談してはいけない」

と考える必要はありません。

現在の日本では、流産・死産が2回以上ある場合に、不育症という考え方から原因検索を検討します。日本産科婦人科学会の2026年版ガイドライン案でも、反復・習慣流産の原因検索として、抗リン脂質抗体、カップルの染色体検査、子宮形態の評価、流産組織の染色体検査、甲状腺機能検査などが示されています。

もちろん、全員がまったく同じ検査をするわけではありません。

これまでどのような検査を受けているか。

何週ごろの流産だったのか。

不妊治療ではどのような方法を行ってきたのか。

そうした情報を一つずつ整理しながら、必要な検査について主治医と相談していきます。

なぜ流産を繰り返すの?不育症で考えられる原因

「原因さえ分かれば、何とかできるかもしれない」

流産を経験すると、そう思う方は多いと思います。

不育症にはいくつかのリスク因子が知られていますが、必ず一つの原因にたどり着けるわけではありません。

実際、日本産科婦人科学会では、不育症について詳しく検査しても、原因が明確にならないケースが少なくないと説明しています。

まずは、代表的な要因を一つずつ見ていきましょう。

1.胚の染色体異常

流産の原因を考えるうえで、まず知っておきたいのが胚側の染色体異常です。

私たちの身体は、卵子と精子から受け取った遺伝情報によって作られていきます。

ところが、受精卵ができる過程で染色体の数などに異常が生じることがあります。

その異常が大きい場合、胚の成長が途中で止まり、流産につながることがあります。

これは、とても大切なところです。

流産を経験すると、

「私の子宮が悪かった」

「もっと身体を温めていれば」

「仕事を休めばよかった」

「ストレスをためたから?」

と、自分の身体や行動に原因を探してしまう方がいます。

しかし、早期流産では胚側の染色体異常が大きく関係しています。

つまり、

流産した=あなたの身体づくりが足りなかった

ということではありません。

2.夫婦の染色体構造異常

不育症の検査では、状況によって夫婦の染色体検査を検討することがあります。

そこで出てくる言葉の一つが「均衡型転座」です。

聞き慣れない言葉だと思います。

染色体の一部の位置が入れ替わっていても、本人が持つ遺伝情報全体として大きな過不足がなければ、ご本人には症状がないまま生活していることがあります。

ところが、卵子や精子が作られる際には、染色体の組み合わせによって胚側に遺伝情報の過不足が生じることがあり、結果として流産につながる場合があります。

夫婦の染色体検査を受けるかどうかは、検査によって何が分かるのか、その結果によってどのような選択肢があるのかまで説明を受けて考えることが大切です。

必要に応じて遺伝カウンセリングを受けながら判断していきます。

3.子宮形態異常

赤ちゃんが育っていく場所である子宮の形も、不育症の評価で確認される項目です。

代表的なものとして「中隔子宮」などがあります。

こうした子宮の形態的な特徴は、それまで自覚症状がなく、不妊症や不育症の検査で初めて分かることもあります。

ただし、

子宮の形が一般的ではない=必ず流産する

という意味ではありません。

また、

子宮形態異常がある=すべて手術

でもありません。

形態の種類、程度、これまでの妊娠歴などを踏まえて、治療が必要かどうかを専門医と検討します。

4.抗リン脂質抗体症候群(APS)

不育症について調べている方なら、「抗リン脂質抗体症候群」という言葉を一度は目にしたことがあるかもしれません。

英語の頭文字からAPSと呼ばれることもあります。

抗リン脂質抗体症候群は自己免疫疾患の一つで、血栓症や妊娠に関連する問題を引き起こすことがあります。

そのため、不育症の検査では、ループスアンチコアグラントや抗カルジオリピン抗体など、抗リン脂質抗体症候群に関係する項目を調べることがあります。日本産科婦人科学会の2026年版ガイドライン案でも、これらの検査が原因検索の重要な項目として挙げられています。

ここで特に注意していただきたいことがあります。

医学的な「血栓」「血液凝固異常」と、日常会話で使われる「血流が悪い」は同じ意味ではありません。

「血流を良くすれば抗リン脂質抗体症候群が改善する」というような単純なものでもありません。

抗リン脂質抗体症候群が疑われる場合には、医療機関で適切な検査と診断を受け、必要な治療を行うことが大切です。

5.血液凝固に関係する問題

私たちの身体には、けがなどで出血したときに血液を固める「凝固」という仕組みがあります。

不育症では、病歴やこれまでの妊娠経過に応じて、血液凝固に関連する項目を調べる場合があります。

インターネット上では、

「血液をサラサラにしたほうがいい」

という表現を見かけることがあります。

しかし、それを自己判断で治療につなげるのはおすすめできません。

凝固に関わる治療には薬を使用する場合があり、その必要性は検査結果や既往歴を踏まえて医師が判断します。

特にアスピリンや抗凝固薬などを、知人の経験やSNSだけを参考にして使用するのは避けてください。

6.甲状腺などの内分泌・代謝の問題

すでに不妊治療を受けている方なら、甲状腺機能について検査した経験があるかもしれません。

甲状腺ホルモンは全身の代謝に関係しており、妊娠との関係でも確認される項目の一つです。

日本産科婦人科学会のガイドライン案でも、反復・習慣流産の原因検索の一つとして甲状腺機能検査が挙げられています。

異常が見つかった場合には、その状態に合わせて治療や管理を行っていきます。

7.年齢と流産の関係

ここは、できれば聞きたくないという方もいると思います。

特に35歳、40歳を過ぎて不妊治療を続けていると、クリニックでもインターネットでも「年齢」という言葉を何度も目にします。

「もう分かっているから言わないでほしい」

そう感じる方もいるでしょう。

ただ、治療方針を考えるうえでは、年齢は無視できない要素でもあります。

日本産科婦人科学会によると、自然流産は妊娠全体の約15%でみられ、流産率は年齢とともに上昇します。40歳を超えると流産率が40%以上になるとされています。その大きな背景にあるのが、年齢とともに胚の染色体異常が増えることです。

ただし、

「年齢が高いから、もう仕方がない」

と一言で終わらせる必要はありません。

大切なのは、

年齢だけですべてを決めつけることでも、年齢の影響をまったく考えないことでもありません。

現在の年齢、これまでの採卵や移植の経過、胚の状態、流産歴などを踏まえて、どの検査を行い、どの治療を優先するのか。

限られた時間の中で納得できる治療方針を考えていくための情報の一つとして、年齢を捉えていきましょう。

不育症ではどんな検査をするの?

「一度きちんと調べてみよう」

と思ったとき、次に気になるのが検査だと思います。

不育症には、「この検査一つですべての原因が分かります」という検査はありません。

これまでの妊娠歴や流産歴、年齢、既往歴などを確認しながら、必要な検査を組み合わせて原因を探していきます。

すでに不妊治療クリニックへ通っている方の場合、一部の検査はすでに済んでいることがあります。

まずは、

「今まで何を調べたのか」

「その結果はどうだったのか」

を整理してみるとよいでしょう。

血液検査

不育症の検査では、抗リン脂質抗体症候群に関連する抗体などを確認します。

また、妊娠歴や既往歴などに応じて、甲状腺機能をはじめとした検査を行うことがあります。

大切なのは、

「不育症なら、ネットで見つけた検査を全部受ければいい」

というものではないことです。

何を調べる必要があるのかは、一人ひとり違います。

「この検査はまだ受けていない」と気になったときには、主治医へ、

「私の場合、この検査は必要ですか?」

と聞いてみてください。

子宮の形態を確認する検査

子宮の状態を確認する検査も行われます。

経腟超音波検査のほか、必要に応じて子宮卵管造影や子宮鏡などを用いて評価することがあります。

不妊治療中の方であれば、

「エコーなら毎回受けています」

と思うかもしれません。

ただ、通常の診察で確認している内容と、不育症の原因を調べる目的で子宮形態を詳しく確認することでは、評価するポイントが異なる場合があります。

これまで受けた検査を主治医に伝えたうえで、追加の評価が必要か相談してください。

夫婦の染色体検査

状況によっては、夫婦それぞれの染色体を調べる検査が検討されます。

ただ、この検査は、

「一応やっておきましょう」

と軽く受けるだけの検査ではありません。

結果によっては、ご本人だけではなくパートナーや家族にも関係する情報になる可能性があります。

検査によって何が分かるのか。

どのような結果が考えられるのか。

もし染色体構造異常が見つかったら、どんな選択肢があるのか。

こうしたことまで説明を受け、納得したうえで受けることが大切です。

流産した組織の染色体検査

新たに流産した場合には、流産組織、つまり胎盤絨毛などの染色体を調べる検査が検討されることもあります。

流産した直後は、検査について考える余裕すらない方もいると思います。

それでも、今回の流産に胎児側の染色体異常が関係していたのかを考えるうえで、一つの情報になる場合があります。

受けるかどうかは、検査の意味や限界について説明を受けたうえで判断してください。

不育症の検査は「多ければ多いほど安心」ではありません

不妊治療が長くなってくると、

「まだ調べていない原因があるのでは?」

と思うことがあります。

SNSで知らない検査名を見つける。

すると、

「私はこれをやっていない」

「だから妊娠が続かないのかな」

と不安になってしまう。

その気持ちはよく分かります。

原因さえ見つかれば、「次に何をすればいいか」が分かる気がしますよね。

でも、検査は多ければ多いほどよいわけではありません。

医学的な有用性が十分に確立されていない検査もありますし、検査には費用、時間、身体的・精神的負担も伴います。

だからこそ、検査を提案されたときには、

「この検査では何が分かりますか?」

「この検査結果によって治療方針は変わりますか?」

「私の場合、なぜこの検査が必要なのですか?」

と聞いてみてください。

医師に質問することは、医師を疑うことではありません。

自分が受ける検査について理解することも、治療を続けるうえでとても大切です。

不育症の原因が分かったら、どんな治療をするの?

不育症には、全員に同じ薬を使えばよいという一つの治療法があるわけではありません。

見つかったリスク因子や病態によって、治療や管理の方法が変わります。

抗リン脂質抗体症候群の場合

抗リン脂質抗体症候群と診断された場合には、その人の状態に応じて低用量アスピリンやヘパリンなどを用いた治療が検討されます。

ただし、

「流産したことがあるからアスピリンを飲んだほうがいい」

というものではありません。

薬には適応があり、副作用や出血のリスクもあります。

SNSで、

「私はこれを飲んだら妊娠を継続できました」

という投稿を見ることもあると思います。

でも、その方に必要だった薬が、あなたにも必要とは限りません。

薬を自己判断で開始したり中止したりせず、必ず主治医に相談してください。

子宮形態異常の場合

子宮形態に特徴が見つかった場合には、形態の種類や程度、これまでの妊娠経過などを踏まえ、手術を含めた治療を検討することがあります。

ただし、すべての子宮形態異常に手術が必要なわけではありません。

「子宮の形がおかしいと言われたから、もう妊娠を継続できない」

と結論を急がないでください。

専門医の評価を受けたうえで、自分の場合に治療が必要なのかを考えていきます。

染色体構造異常が見つかった場合

夫婦のどちらかに染色体構造異常が見つかった場合には、遺伝カウンセリングを受けながら今後の妊娠について検討します。

状況によっては、着床前遺伝学的検査(PGT)が話題になることもあります。

PGT-AやPGT-SRという名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。

ただし、PGTは「流産を経験した人なら誰でも行えばよい検査」ではありません。

日本産科婦人科学会も対象や目的、課題を整理しながら運用しています。

「受けられるかどうか」だけでなく、

「この検査で何が分かるのか」

「自分たちにとって、どのようなメリットと限界があるのか」

まで説明を受けて考えることが大切です。

検査をしても「原因不明」と言われたら

一通り検査を受けた。

今度こそ原因が分かると思っていた。

ところが医師から、

「特に大きな異常はありません」

と言われた。

安心していいはずなのに、安心できない。

「じゃあ、なぜ流産したの?」

「次も同じことが起きるんじゃないの?」

そんな気持ちになる方は少なくありません。

不育症では、検査をしても明確な原因を特定できないケースがあります。日本産科婦人科学会の資料でも、この点は明記されています。

ただし、

原因不明=あなたが妊娠を継続できない

という意味ではありません。

一方で、

原因不明=まだ見つかっていない特別な治療を探し続けなければならない

という意味でもありません。

原因が分からないときほど、

「これを飲めば大丈夫」

「これで子宮の血流が良くなる」

「これをやれば流産しなくなる」

という言葉が魅力的に見えることがあります。

でも、一人の方の体験談と、その方が行っていた治療や生活習慣との間に本当に因果関係があったのかは、体験談だけでは判断できません。

不安なときほど「これさえすれば」という情報には、少し慎重になってください。

不育症と「血流」はどう考えたらいい?

鍼灸院の記事だからこそ、この部分は曖昧にせずお伝えしたいと思います。

妊活や不妊治療について調べると、

「子宮の血流」

「卵巣の血流」

「身体の冷え」

「血液をサラサラにする」

という言葉をよく目にします。

血液循環が身体にとって大切なのは当然です。

でも、

「身体が冷えている→子宮の血流が悪い→流産する」

と単純につなげることはできません。

そして先ほどお話しした医学的な「血液凝固異常」や「血栓」と、日常的に使われる「血流が悪い」という言葉も、同じものではありません。

たとえば、抗リン脂質抗体症候群が疑われる方に必要なのは、

「身体を温めればいい」

という話ではありません。

まず医療機関で適切な検査を受け、必要な治療があればその治療を受けることが大切です。

そのうえで、

「不妊治療を続けながら、身体全体のコンディションにも目を向けたい」

「睡眠や疲労、肩こり、腰のつらさ、冷えなども含めて身体を整えていきたい」

と考える方にとって、鍼灸を補完的なケアの一つとして取り入れるという考え方があります。

医療機関で必要な検査・治療を受けること。

そのうえで身体づくりを考える。

この順番を、ぐんじ鍼灸治療院では大切にしていきたいと考えています。

不妊治療中だからこそ、毎日の身体を少し見直してみる

ここまで、不育症の原因や検査、治療についてお話ししてきました。

では、自分自身でできることは何もないのでしょうか。

そんなことはありません。

ただ、最初にお伝えしておきたいのは、生活習慣を整えれば流産を必ず防げる、ということではないという点です。

「もっと早く寝ていればよかったのかな」

「食事に気をつけなかったから?」

「身体を冷やしてしまったから?」

そんなふうに、生活習慣まで自分を責める材料にはしてほしくありません。

不妊治療を続けている期間は、それだけでも身体にも心にも大きな負担がかかります。

だからこそ、

「流産しないために完璧な生活をする」

のではなく、

「これから治療や妊娠に向き合っていく自分の身体をいたわる」

という気持ちで考えてみてください。

まずは睡眠を大切に

仕事をしながら不妊治療を続けている方は、本当に忙しいと思います。

朝早くクリニックへ行って採血。

診察が終わったら、そのまま会社へ。

帰宅したら家事をして、薬の時間を確認して、気づけば夜遅くなっている。

「妊活のために何か特別なことをしなければ」

と考える前に、一度、

「最近、ちゃんと休めているかな?」

と振り返ってみてください。

もちろん、一日寝不足だったから妊娠できない、流産する、という意味ではありません。

睡眠まで「妊活の宿題」にしてしまわなくて大丈夫です。

できるところから少しずつ整えていきましょう。

食事は「妊活にいいもの」だけを探しすぎない

SNSを見ると、

「妊活にはこの食べ物」

「着床にはこれ」

「これは身体を冷やすから食べないほうがいい」

といった情報が次々に出てきます。

治療がうまくいっていないと、全部試したくなることもあると思います。

でも、毎回の食事で、

「これは妊娠にいいのかな?」

「こっちは食べないほうがいいかな?」

と考え続ける生活は、疲れてしまいます。

特定の食品だけに大きな効果を期待するのではなく、さまざまな食品から必要な栄養をとれる食生活を基本に考えてみましょう。

また、サプリメントを複数使用している方は、現在使っている薬との組み合わせもあります。

「サプリだから薬とは関係ない」と考えず、使用しているものは診察時に医師や薬剤師へ伝えておくと安心です。

無理のない範囲で身体を動かす

ウォーキングなどの無理のない運動は、一般的な健康管理として取り入れることができます。

一方で、採卵前後や妊娠中などは、その時の身体の状態によって運動に注意が必要になる場合があります。

特に採卵周期では卵巣が腫れていることもありますので、治療中は主治医から受けている指示を優先してください。

「ストレスをなくさなきゃ」と思わなくていい

「ストレスは妊活によくない」

という言葉も、よく耳にします。

でも、不妊治療をしながらストレスをゼロにするなんて、簡単ではありません。

採卵をすれば、何個採れたかが気になる。

受精したら、胚盤胞になるかが気になる。

移植したら、判定日が気になる。

陽性になったら、胎嚢が見えるかが気になる。

心拍が確認できたら、今度は次の診察までが不安になる。

そして流産を経験している方なら、前回流産した週数が近づくだけでも怖くなることがあります。

そんな状況で、

「不安になってはいけない」

「ストレスを感じたら赤ちゃんによくない」

と、自分をさらに追い込む必要はありません。

不安な日は不安でもいいのです。

治療以外のことを考える時間を少し作ったり、信頼できる人に話したり、自分が落ち着ける時間を持ったりすることも、長い治療期間を過ごしていくためには大切です。

「また流産したらどうしよう」次の妊娠が怖くなることもあります

流産を経験した後の妊娠は、それ以前の妊娠とはまったく違って感じられることがあります。

妊娠判定が陽性だった。

本当ならうれしい。

でも、

「まだ喜ばないほうがいい」

と思ってしまう。

胎嚢が確認できたら、

「次は心拍が確認できるかな」

心拍が確認できても、

「前回はこのあとだったから……」

と、不安が終わらない。

周囲から、

「今度はきっと大丈夫だよ」

と言われても、その言葉を素直に受け止められない日もあると思います。

無理に前向きになる必要はありません。

流産や死産の経験には、身体の問題だけではなく、大きな心理的負担も伴います。

つらさが強い場合には、主治医だけでなく、不妊・不育症の相談窓口や心理職などに相談することも選択肢です。

治療は、検査結果や薬のことだけを考えればよいものではありません。

治療を受けているあなた自身の気持ちも、置き去りにしないでください。

不妊治療と並行して鍼灸を取り入れるという考え方

「病院にはきちんと通っている。でも、それ以外にも身体のためにできることを探したい」

そんな気持ちから、鍼灸院を探している方もいらっしゃると思います。

ここは誤解のないよう、はっきりお伝えします。

鍼灸は、不育症に対して医療機関で行われる検査や治療の代わりになるものではありません。

流産を繰り返しているのであれば、まず産婦人科や生殖医療、不育症を扱う医療機関へ相談し、必要な検査を受けることが大切です。

抗リン脂質抗体症候群など、医学的な治療が必要な状態が見つかった場合には、その治療を優先します。

そして、そのうえで、

「不妊治療を続けながら、自分の身体にも目を向けたい」

「肩や腰のつらさ、冷えなど、日頃感じている身体の不調についても相談したい」

「採卵や移植を繰り返す中で、自分自身をケアする時間を持ちたい」

と考えている方にとって、鍼灸を補完的なケアの一つとして取り入れるという選択肢があります。

ぐんじ鍼灸治療院が大切にしていること

不妊治療を続けていると、いつの間にか数字に囲まれた生活になります。

AMH。

卵胞の数。

採卵数。

受精数。

胚盤胞の数。

胚のグレード。

子宮内膜の厚さ。

ホルモン値。

そして、妊娠判定のhCG。

もちろん、どれも治療では大切な情報です。

でも、その数字の向こう側には、一人の女性がいます。

仕事をしながら通院している方。

職場には不妊治療のことを話していない方。

採卵結果が思うようにいかず、一人で泣いた方。

流産したことを周囲には話せないまま、次の移植に進んでいる方。

「頑張って」と言われることさえ、つらくなってしまった方もいるかもしれません。

ぐんじ鍼灸治療院では、病院で受ける不妊治療・不育症治療を大切にしながら、治療を続けている一人ひとりの身体と向き合うことを大切にしています。

「鍼灸をすれば必ず妊娠できます」

「鍼灸をすれば流産を防げます」

そのようなお約束はできません。

だからこそ、できないことまで「できます」とは言わない。

必要な検査・治療は医療機関できちんと受けていただき、そのうえで私たちにできる範囲で身体づくりをサポートしていく。

その姿勢を大切にしています。

不妊治療・不育症で意外と知られていない「混合診療」のこと

ここからは、治療費に関する大切なお話です。

不妊治療を続けていると、

「この検査も追加してみたい」

「この薬も使ってみたい」

「今の保険治療を続けながら、この検査だけ自費で受けられないかな」

と思うことがあります。

ところが、日本の公的医療保険では、保険診療と保険外診療を自由に組み合わせることは原則として認められていません。

一般に「混合診療」と呼ばれる問題です。

厚生労働省も、保険診療と保険外診療の併用は原則禁止であり、一定の制度に該当しない組み合わせでは、診療全体が自由診療として扱われることがあると説明しています。

つまり、

「保険適用外の検査なら、その検査代だけ自費で払えば、あとは必ず保険のまま」

とは限りません。

これは、不妊治療中の方にぜひ知っておいていただきたいポイントです。

「自費診療」と「先進医療」は同じではありません

ここも、とても分かりにくいところです。

クリニックで、

「この検査は自費になります」

と言われると、

「自費=先進医療なのかな?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、自費診療と先進医療は同じではありません。

先進医療は、国が定める「保険外併用療養費制度」の評価療養の一つです。

先進医療として認められた医療技術については、一定の要件を満たした医療機関で、保険診療と併用することができます。

その場合、

先進医療そのものにかかる費用は全額自己負担。

一方、

診察・検査・投薬・入院料など、通常の保険診療と共通する部分は保険給付の対象

となります。

不妊治療についても、採卵から胚移植までの基本的な生殖補助医療は保険適用となり、追加して行う技術のうち、先進医療として位置づけられているものは一定の条件で保険診療と併用できます。

そのため、新しい検査や治療を提案されたときには、

  • これは保険診療ですか
  • 自由診療ですか
  • 先進医療ですか
  • 今受けている保険診療と併用できますか
  • 自己負担額はいくらくらいになりますか

このあたりを確認しておくと安心です。

投薬も「自費で追加すればいい」とは限りません

不育症について調べていると、

「私はアスピリンを飲んでいました」

「ヘパリンを使っていました」

「この薬を処方してもらったら妊娠を継続できました」

といった体験談を目にすることがあります。

すると、

「私にもその薬が必要なのでは?」

と思いますよね。

でも、薬には適応があります。

保険適用となる条件もありますし、副作用やリスクもあります。

特に血液凝固に作用する薬については、

「流産が怖いから、念のため使っておこう」

という考え方で自己判断するものではありません。

また、保険診療で治療を受けている途中に、保険適用外の薬や検査を希望した場合には、保険診療との併用が可能かどうかを確認する必要があります。

ネットで見つけた薬や検査が気になったときは、自分で追加するのではなく、

「私の場合、この治療は適応になりますか?」

と主治医に聞いてみてください。

診察室で「お金のこと」を聞いてもいい

長期間不妊治療を続けている方ほど、治療費の負担は大きくなります。

それでも、

「先生にお金の話をするのは失礼かな」

「治療を受けたいと言っているのに、費用を聞くのは申し訳ない」

と思ってしまう方がいます。

でも、費用を確認することは悪いことではありません。

治療を長く続けていくためにも、

何が保険で、何が自費なのか。

その検査を追加すると保険診療にどんな影響があるのか。

助成制度を利用できるのか。

を知ることは、とても大切です。

愛知県で不育症の検査・治療を受ける方へ―助成制度も確認してみましょう

不育症の検査や治療では、内容によって自己負担が発生します。

「必要なら検査を受けたい。でも費用も心配」

そう感じる方も少なくないと思います。

そこで確認していただきたいのが、自治体の不育症検査・治療費助成制度です。

愛知県内には、不育症の検査や治療について独自に助成している自治体があります。

ただし、制度は市町村によってかなり違います。

保険外の費用を対象としている市もあれば、保険診療の自己負担を含めて対象にしている市もあります。

助成割合、上限額、対象医療機関、申請期限も同じではありません。

以下は2026年9月1日時点で各自治体の公式サイトから確認できる内容です。

愛知県の不育症検査費助成

まず、市町村の制度とは別に愛知県の助成があります。

愛知県では、先進医療として実施される保険適用外の不育症検査のうち、対象となる検査について費用助成を行っています。

2026年8月更新の案内では、

「流死産検体を用いた遺伝子検査1」

「抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査」

「流死産検体を用いた遺伝子検査2」

が対象として案内されています。

対象は、申請時点で愛知県内に住所があり、既往流死産回数が2回以上の方です。なお、名古屋市・豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市は愛知県制度の対象地域から除かれており、それぞれの自治体制度を確認する必要があります。

豊田市

豊田市では、2026年度の「不育症検査費補助金」が設けられています。

対象は2回以上の流産・死産の既往がある方で、先進医療として告示されている不育症検査を、対象となる医療機関で受けた場合です。

補助額は検査費用の7割相当、上限6万円です。申請期限も定められているため、検査を受けた後は早めに確認してください。

蒲郡市

蒲郡市では、2026年度も「不育症治療費等助成」が実施されています。

特徴的なのは、対象となる不育症の検査・治療について、保険診療内・保険診療外のどちらも対象として案内されている点です。

助成金額は自己負担額の2分の1で、上限15万円。

治療終了日の翌日から6か月以内という申請期限もあります。

江南市

江南市では、不育症と診断された夫婦を対象とした不育症治療費助成制度があります。

2026年度は、指定医療機関等で行われた保険適用外の不育症検査・治療が対象となり、1組の夫婦につき上限15万円、1回限りの助成です。

愛知県の不育症検査費助成事業に該当する検査については、江南市の助成対象外となるなど、制度間の区分もあります。

大府市

大府市にも不育症治療費補助制度があります。

対象となる不育症の検査・治療について、1組の夫婦、1治療期間ごとに15万円を上限として、保険適用外の自己負担分を補助する制度です。

愛知県の補助を受けられる検査については、県の補助額を差し引いた金額が大府市の補助対象となります。

田原市

田原市でも、不育症検査・治療費の助成が行われています。

対象となる一次スクリーニング検査・選択的検査に加え、検査結果に基づいて行われる低用量アスピリン療法やヘパリン療法など、対象となる治療が具体的に案内されています。

補助額は1年度の医療費につき上限15万円で、1年度1回、5回までとされています。治療等を行った同一年度内に申請する必要があります。

北名古屋市

北名古屋市では、不育症治療費助成事業が実施されています。

対象は、医療機関で実施される保険適用外の不育症治療および検査です。

助成額は、1回の治療期間に要した実費負担額の2分の1、上限5万円。申請は3回までです。

治療終了後6か月以内という申請期限もあります。

みよし市

みよし市では、2026年度も不育症治療費助成事業が実施されています。

対象となる不育症治療・検査の診療費について、1不育症治療期間につき自己負担額を上限15万円まで助成します。

対象となる医療機関や住所要件などがありますので、初めて申請する方は事前に市へ問い合わせるよう案内されています。

助成制度は「治療が全部終わってから」ではなく、早めに確認を

ここまで読んで、

「自治体によって全然違うんだ」

と思われたのではないでしょうか。

本当にその通りです。

同じ愛知県内でも、

保険診療が対象になるか。

保険外だけなのか。

先進医療だけなのか。

助成額はいくらなのか。

何回利用できるのか。

申請期限はいつなのか。

かなり違います。

だからこそ、不育症の検査や治療を受けるときには、できれば検査・治療を始める段階で、お住まいの自治体の制度を一度確認してみてください。

そして、領収書と診療明細書は捨てずに保管しておきましょう。

申請時に医療機関の証明書が必要になる制度もあります。

制度は年度途中や年度更新時に変更される場合がありますので、実際に申請するときには必ず自治体の公式サイトや担当窓口で最新情報をご確認ください。

不育症についてよくある質問

Q.流産を2回繰り返したら、不育症の検査を受けたほうがいいですか?

2回以上の流産や死産を経験している場合には、不育症について医療機関へ相談する一つの目安になります。

「3回になるまで待たなければいけない」と考える必要はありません。

特に年齢やこれまでの不妊治療歴なども考慮する必要がありますので、次の妊娠や移植へ進む前に、一度これまでの経過を主治医へ伝えてみてください。

Q.不育症でも妊娠できますか?

不育症は「妊娠できない」という意味ではありません。

妊娠は成立するものの、流産や死産などを繰り返す状態を指します。

原因やリスク因子が見つかった場合には、その内容に応じた治療や管理が検討されます。

Q.不妊症と不育症の両方があることもありますか?

あります。

長期間不妊治療を行い、妊娠したものの流産を繰り返す方もいます。

不妊症と不育症は、必ずどちらか一方だけというものではありません。

Q.不育症の検査はすべて保険適用ですか?

いいえ。

検査によって、保険適用のもの、保険適用外のもの、先進医療として行われるものなどがあります。

さらに、保険外診療を保険診療へ自由に追加できるとは限りません。

気になる検査がある場合には、

「この検査は保険ですか?」

「自費ですか?」

「先進医療ですか?」

「現在の保険治療と併用できますか?」

と、受診先へ確認しておくと安心です。

Q.原因不明と言われました。もうできることはありませんか?

「原因不明」は、「妊娠を継続できない」という意味ではありません。

一方で、

「まだ発見されていない原因が必ずあるはず」

と、際限なく検査や治療を追加する必要があるとも限りません。

これまで受けた検査、その結果、妊娠・流産歴、今後の治療計画を一度主治医と整理してみることが大切です。

Q.流産後、いつから次の妊活を始めてもいいですか?

流産した時期、処置の内容、出血の状態、身体の回復などによって異なります。

すべての方に共通して、

「必ず○か月空ければ大丈夫」

と言えるものではありません。

次の妊娠を希望する場合には、流産後の診察で主治医へ確認してください。

そして身体の回復だけではなく、気持ちについても無理をしなくて大丈夫です。

Q.不妊治療中でも鍼灸を受けられますか?

医療機関での不妊治療と並行して鍼灸を利用する方はいらっしゃいます。

ただし、現在の妊娠状況、採卵や胚移植の予定、服用している薬などについては、鍼灸師にも伝えることが大切です。

また、主治医から運動・生活などについて指示がある場合には、その指示を優先してください。

「何とかしたい」と思っているあなたへ

ここまで長い記事を読んでくださって、ありがとうございます。

もしかするとあなたは、

「次こそは」

と思いながら、何度も治療を続けてきたのかもしれません。

妊娠できなかった月もつらかった。

でも、ようやく妊娠できたあとに流産したときは、それとはまた違うつらさがあった。

そして今、

「次はどうしたらいいんだろう」

と検索して、このページにたどり着いたのかもしれません。

不育症には、医学的に調べられることがあります。

原因やリスク因子が分かれば、それに応じた治療を検討できる場合もあります。

一方で、検査をしても明確な原因が見つからないこともあります。

だからこそ、

一つの方法だけにすべての答えを求めすぎないこと。

必要な検査を受ける。

必要な医療を受ける。

保険診療と自費診療の違いを知る。

利用できる助成制度がないか調べる。

そして、自分自身の身体と気持ちにも目を向ける。

一つずつでいいのだと思います。

ぐんじ鍼灸治療院へご相談ください

「病院での不妊治療は続けたい」

「次の採卵や移植に向けて、身体のことも考えていきたい」

「流産を経験して、次の妊娠に進むのが怖い」

「ネットを調べすぎて、何が正しいのか分からなくなってしまった」

「自分の身体について、ゆっくり話せる場所がほしい」

そんな方は、ぐんじ鍼灸治療院にもご相談ください。

私たちは、医療機関での不妊治療や不育症治療を否定するのではなく、必要な医療を受けながら身体づくりをサポートしていくことを大切にしています。

鍼灸ですべてを解決できるわけではありません。

だからこそ、病院で調べるべきことと、鍼灸院でお手伝いできることを分けながら考えていきます。

「何をしたらいいか分からない」

その状態からでも構いません。

これまでどんな治療をしてきたのか。

今、何に困っているのか。

これから何を目指しているのか。

一人で答えを出そうとせず、お話を聞かせてください。

免責事項

本記事は、不育症・不妊治療および関連制度について一般的な情報を提供することを目的としたものであり、個別の診断、治療、医学的助言を行うものではありません。

不育症の原因、必要な検査、治療方法は、年齢、既往歴、妊娠歴、流産歴、検査結果などによって異なります。

流産を繰り返している方や、現在の治療について不安がある方は、自己判断で治療や処方薬を中止・変更せず、主治医または不育症・生殖医療を扱う医療機関へご相談ください。

鍼灸は、不育症について医療機関で行われる検査・診断・治療を代替するものではなく、流産を防止することを保証するものでもありません。

また、健康保険の適用範囲、先進医療、保険外診療との併用の可否については、実際に行う検査・治療・投薬や医療機関によって異なる場合があります。治療を受ける際には、必ず受診先の医療機関へご確認ください。

自治体の不育症に関する助成制度についても、対象者、対象となる検査・治療、助成金額、申請期限等が変更される場合があります。本記事の制度情報は2026年9月1日時点で各自治体の公式情報を確認したものです。実際に利用される際には、お住まいの自治体の公式サイトまたは担当窓口で最新情報をご確認ください。

参考情報

本記事は、厚生労働省、日本産科婦人科学会、愛知県および各自治体が公表している情報を参考に作成しています。

不育症・流産について
不妊治療・保険・先進医療について
愛知県の不育症検査費助成について
愛知県内各市の不育症助成制度

掲載情報について

本記事は、2026年9月1日時点で確認できる公的機関・学会・自治体等の情報をもとに作成しています。

不育症に関する検査・治療の内容や健康保険の適用範囲、先進医療の取り扱い、自治体の助成制度については、制度改正や年度の変更などにより内容が変更される場合があります。

実際に検査・治療を受ける際は医療機関へご確認ください。また、助成制度を利用する際は、お住まいの自治体の公式サイトまたは担当窓口で最新の対象条件・助成額・申請期限等をご確認ください。

名古屋不妊鍼灸専門 ぐんじ鍼灸治療院

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