妊活コラム

40代でもママになれる?赤ちゃんを迎えるために今すぐできる5つのこと

40代で妊活を始めるあなたへ

「先生…私、もう43歳なんですけど、妊娠ってやっぱり難しいですか?」

ひとりの患者さんが涙ぐみながら話してくれました。
私は20年以上、鍼灸師として現場に立ち、これまで多くの妊活女性をサポートしてきました。
そして、この問いかけを何百回も聞いています。

確かに、40代の妊娠は簡単ではありません。
でも、不可能でもありません。
現場で私は何度も奇跡を見てきました。
今日はそのために必要な「今すぐできる5つのこと」をお伝えします。

「もう無理かもしれない…」
そんな気持ちの奥に、小さな希望の種が隠れているかも?と思ったら、ぜひ最後まで読んでください。

焦りと向き合う – 卵子の質は守れる

44歳で妊娠した方の話

ある44歳の女性がいました。
彼女は銀行に勤め、朝7時には家を出て、夜9時まで帰らない日々を送っていました。
「卵子は老化するってネットで見ました。もう終わりですよね」と初診で言いました。

実のところ、女性の卵子は生まれた時に約65万個ありますが、
初潮が始まる頃には30万個、そして40代には1万個以下になると言われています(厚生労働省調べ/出生時卵巣内卵子数推計)。

卵子の数と質

「数」は減ります。「質」も低下します。これは覆せない現実です。しかし、質の低下を遅らせることはできるのです。

■ 卵子の質を守るために

例えば、卵子は排卵までに約90日かけて育ちます。
この90日の間に体の環境を整えることで、質を高めることは可能です。

■食事で取りたいもの

  • 良質な脂質(卵、青魚、アーモンド、くるみ)
  • たんぱく質(鶏むね肉、サバ、大豆製品、卵)
  • ビタミンB群・D・鉄・亜鉛(レバー、赤身肉、卵、牡蠣、きのこ類)

👉 ふと、今朝の朝食を思い出してみてください。卵や魚は入っていましたか?

私自身の失敗から

私も以前、栄養指導の重要性を十分に伝えきれなかった患者さんがいました。
その方は採卵数こそ増えたものの、なかなかグレードが上がらなかったのです。
「あのとき、もっと食事の指導に力を入れていれば…」
今でもその悔しさが心に残っています。

冷えと代謝低下にサヨナラ – 血流を変える習慣

40代の基礎代謝は20代比で約200kcal低下し基礎代謝は年齢とともに下がります。
200kcalといえば、菓子パン1個分。
燃やせない分、冷えや血行不良につながるのです。

運動する時間がない?

「でも先生、仕事で時間が取れません」
そう話す方に私がいつも伝えることがあります。

👉 階段を使うだけでもいいんですよ。

血流と代謝を上げる簡単習慣

  • 10〜15分ウォーキング(大股で股関節を意識)
  • 寝る前ストレッチ(太もも前、股関節周り)
  • 湯船に浸かる(38〜40℃で15分が目安)

42歳で自然妊娠された方

毎晩10分間の骨盤ストレッチと、週末のスーパーまでのウォーキング(片道15分)を3ヶ月続け、採卵数ゼロから自然妊娠された方がいました。
「骨盤が温かい感じがして嬉しかった」と笑顔で話してくれました。

腸は第二の脳 – 免疫と妊娠の深い関係

免疫が高すぎると逆効果?

妊活では「免疫力アップ」が推奨されがちですが、実際はバランスが重要です。
受精卵は半分パートナーの遺伝子。
免疫が高すぎると「異物」と判断され、着床を阻害することがあります。

腸と免疫

腸には全身免疫細胞の60〜70%が集まっています(腸内フローラ協会調査)。
つまり腸内環境=免疫バランスなのです。

腸を整えるために

  • 発酵食品(納豆、ぬか漬け、味噌汁)
  • 水溶性食物繊維(ごぼう、わかめ、キウイ)
  • よく噛む(最低20回)

👉 昨日の夕飯、噛む回数は覚えていますか?

腸内環境の落とし穴

税理士事務所のお勤めの方。激務で食事がコンビニ弁当と菓子パンだけの日々がありました。
便秘が続き、吹き出物も増え、何より朝の目覚めが最悪に。
食生活を見直した結果、腸が整うと、身体の軽さがまるで違うと体調の変化に驚かれていました。

男性の精子力 – 妊活は2人のチーム戦

40代男性の精子変化

男性も40代を過ぎると、

  • 運動率低下
  • DNA損傷率上昇
  • 酸化ストレス蓄積

が起こりやすくなります(日本生殖医学会資料より)。

精子力を高めるための習慣

  • 亜鉛(牡蠣、牛肉)
  • ビタミンC・E(柑橘類、ナッツ)
  • 青魚・鮭(EPA・DHAで酸化予防)
  • 週1回以上射精(古い精子は酸化ダメージを受けやすい)

👉 旦那さん、最近射精の頻度はどれくらいですか?

心の余白を作る – 忙しすぎる生活を見直そう

ストレスとホルモン

40代は責任ある立場で仕事も忙しく、家庭でもやることが山積み。
ストレスで脳のホルモン司令塔が乱れると、

  • 排卵障害
  • 黄体ホルモン低下

などに繋がってしまいます。

心を緩める習慣

  • スマホを見ない時間を作る(夜寝る1時間前など)
  • 瞑想や深呼吸(朝3分だけでもOK)
  • 「何もしない時間」を意識する

👉 今週、自分のためだけに使う時間を何分取れそうですか?

40代の妊活に希望を

40代だからこそ、身体と心を丁寧に整えていく必要があります。確かに簡単ではありません。
でも、不可能ではないのです。

私は20年以上、この仕事を続ける中で、「無理だと思っていたけど、赤ちゃん授かりました!」
そんな涙と笑顔を何度も見てきました。

あなたにも、きっとその可能性があります。

どうか諦めないでください。
そして今日、ひとつでもいいので、この5つのうち何かを始めてみてくださいね。

YouTubeでも詳しく解説中!妊活エクササイズチャンネルはこちら

名古屋不妊鍼灸専門 ぐんじ鍼灸治療院

  • お急ぎの場合はお電話にてご連絡を頂きますようお願い致します。
  • 予約が埋まっている場合でも、キャンセルで空きが出ている場合がありますので、お電話でご確認ください。
【受付時間】
平日 10:00〜21:00
土日祝 10:00~18:00
【定休日】
不定休
住所:
〒464-0841 名古屋市千種区覚王山通8-31-1第105プロスパービル3階
アクセス:
地下鉄東山線 池下駅徒歩2分

Copyright© ぐんじ鍼灸治療院. All Rights Reserved.